映画レビュー:エターナルサンシャイン

今日とりあげるのはエターナルサンシャイン。

2004年のアメリカ映画。

またもやチャーリーカウフマンw
というのも後々書きますが、最近見た映画は彼の作品続き。

描写等はやはり彼っぽいです。

たーだーし。

っとこれより先はネタばれを含むので見たことない方は先に見ることをおすすめします↓

これ以下折り込みまーす☆



折角紆余曲折だったり彼の中の葛藤だったり、たくさんの思い出を描こうとしたにもかかわらず、中盤のいわゆるコンフリクトの局面が若干中だるみ→精細さを欠く印象を観客に与えてしまっている気がします。
ただこの辺りは僕がしっかり台詞を100%理解してないせいかもしれません。
何しろ字幕無しなので、毎度。。。

ケイトウィンスレットがだいぶよかったです。
彼女はこういう役の方が合う気がする。。彼女の髪の色が時間軸へのヒントと辛うじてなっています。
ただちょっとワガママすぎ。。。

ジムキャリーは。。及第点。
でもふつーっぽくてよかったかも。

他にもイライジャウッドとキルスティンダンストという豪華な顔ぶれ。このあたりプロデューサーでもあるカウフマンの力がやっぱりあるんだろうなーと思ったり。

内容的なところでは、最近流行(?)の記憶系ですが、アカデミーを取った割にはいまいち感がいなめない。カウフマンの作品は傾向としてわざとわかりづらくして「ほら、これは難解だろう」と言っているように感じます。つまりはロジック面でのグレーゾーンを思い切って隠してしまうことで一見心理学的な映画描写を取り繕っているんですが、それは結局映画に対して浅い印象しか与えない気がします。現に僕は最後のシーンを見た後、この映画はハッピーエンドなはずなのに、なんでこんなに心に響かないんだろう。。と思ってしまいました。革新的なところなんですが、そもそも記憶を消すに至るプロセスがあまりに短絡的すぎてそこも感情移入しきれないところだと思います。

なんでこんな感想になってしまったかといえば、これが公開される前に予告編を映画館でみて、キャストやテーマやトレイラーの見た目で当時の自分はすっごく期待していたからです。

と、こんな内容になってしまいましたが音の方は個人的にかなりよかったと思います☆







Eternal Sunshine of the Spotless Mind Part 1