Evernoteの鬼と語った!
私の中ではEvernoteと言ったらこの人!
goryugo, addicted to Evernote
の@goryugoさんである。
最近のシリーズもかなりの注目を浴びている。そしてこれからもその連載は注目である。
本気で役立つEvernote参考ページを紹介してみる
そんなgoryugoさんとApr通信Podcastでインタビューしようと試みた。
が。。。
録音失敗そして書き起こし
なんとあろうことか録音するときにリバーブボタンを押してしまった為に超巨大ホールで二人きりで対談しているようなエコーのかかりっぷり。一度ウェットで録音したものをドライに戻すのは大変だ。そこで初めての試みだが今回録音した対談を書き起こしてみた。内容も内容なので文字の方が見やすいと思う。これは後半の30分くらいのEvernoteの話だけ抽出してみたものとなっている。それではお楽しみ頂きたい。
Evernoteにおけるノートブックとタグ
K=かずやん(私です)G=goryugoさん
K:結構僕以外にも皆さんどうなんだろう?っていうのがあると思うんですけど、エバーノートにおけるノートブック、これのネーミングって迷うポイントですよね?
G:めちゃめちゃ迷いますし今でもどうしようっていう。
K:例えば4月8日のエントリー。本気でEvernoteを使って、本気で全てを記憶する という761ハテブあるこの記事だと。これノートブックすごい数ありますよね?
本気でEvernoteを使って、本気で全てを記憶する | goryugo, just ...
(左がノートブック、右がタグ。タグは細かくわけられている)
G:そうですか?えーっと20くらい。
K:あれ?20ですか?
G:あ、右にあるのはタグです。
K:タグなんですか。タグもすごいありますね。
G:タグも、、、減らしたかも。鬱陶しいから。
K:これって例えばノートブックをGTD的に考えてみると、整理のセクションだけでも
- 次のアクション
- プロジェクト
- 連絡待ち
- いつかやる
- カレンダー
こういう観点でわけても5個できるわけですよね?ただのウェブクリップ、もしくは後で読むサービス、ブックマークとしてもちろん使うこともできますし、Evernoteの使い方にもよると思うのですが、どういう風にノートブックをわけたらいいんだろうか、と。
G:割と今思ってるのは悩むよりはまず保存しろっていうのが最大で。とりあえず保存しておけば後から見れるようになるから。たぶん保存していくとそのうち同じようなジャンルが固まってくるんじゃないかなと。ノートブックにしたくなるような。
K:なるほど、あとから整理理論みたいな。
G:(今あるノートブックも)結局あとから付け足したものばっかりで、別のノートにしたりとか。
K:これタグ沢山ありますけどでもタグとノートブックの使い分けってありますか?タグだけでも大タグと小タグってわけられるじゃないですか。階層分け。
G:例えばで言うと、次にやるだなんだっていうのはなんか終わったらとりあえず移動させちゃいたいものなので、GTDっぽいやつは(メインの)ノートブックを押した時に出てくると邪魔なので、終わったらすぐアーカイブに移動する。タグだとそれが面倒で。タグだと全部消さなきゃいけないんですよ。それだと動いてくれた方が便利で。
K:なるほど。でもこれよくよく見ると便利そうですね。このほとんど全部のエバーノートタグとノートブック再掲、というやつ。
G:ちょっと変わったりもしてるけど基本的にこういう感じかも今でも。
K:これ番号分けはどういう基準なんですか?001とか991とか。
G:これも最近買えたりしてるんだけど、Evernoteってタグを入力すると自動補完みたいなやつ、タグを入れようとすると勝手に出てくるやつ、あいつが割と便利だから、自分でタグの名前とか覚えられないんすよ。で、おおざっぱには覚えられるように、100番台をなんかにしといてーとか。
K:あー。この場合で言うとGTD関係は0番、アーカイブ系、いつも見る系ではないやつは9番台、とか。。。
G:番号は並び替えの為だけです。
K:タグにも数字ついてるんですね。
G:今はタグにも数字がついてて、今昔のやつから結構変わっちゃったんですけど。
K:700番台に酒って言うのが。。w
G:これちょっと飲んだ酒を記録してこうとw 例えば、今この700酒っていうのは、その下の小タグにも同様に番号付けて、検索をかけるときに数字を入れると勝手に候補が挙がるようになっているんですよ。
K:タグが増えてくるとタグの名前を一言一句間違えずに入れなければいけないところを数字だったら候補が挙がってくるから。。。
G:そうそう。例えば今700番代を食べたもの、飲んだものにしているんだけど、700までいれると小タグにも数字が入ってるから一覧で候補が出てくるので、もし無ければ直で入力すればOKと。
K:これはおもしろいですね。記号化して引き出しやすくするっていう工夫ですね、これ。
G:とりあえず覚えられないことがわかったので、覚えない為にはどうしたらいいのかと。数字に全然意味はなくて。
K:よく見たりするのは番号若くしているんじゃないですか?
G:そうそうそれはある。下の方は記憶っぽいのかなぁ。
G:そうだなぁ。。ノートブック多いなぁw うざいw 使い方なんてその人次第だと思う。ただ、その人はそうやってる、というのはむちゃくちゃ参考になる。そういうのを公開すればきっとみんなが公開してくれるんじゃないかっていう期待を混めて。
K:それはあると思いますね。
G:実際それも一回あって、タグとか全部(記事の中に)書いた時に、便乗して(ブログを)書いた、と言ってくれる人が居て、それはやっぱめちゃめちゃ参考になって。その人は大分類を数字でやってるって聞いて、この前の方法からちょっと変わったのかな。
K:コレ例えば大分類を、親タグを数字のみにして、小タグを数字無しでやるとどうなるんですか?700って入れると小タグのリストは検索にでてきますか?
G:でないね。
K:そうかぁ。それは該当するものしか出てこないんですね。なるほど。
G:今だと子タグにも番号を付けてて、親タグと同じものにしてて。だから検索をする時に700米って入れると検索に出てくるんじゃないかな?
K:米ですか!?w
G:あ、※印。
K:あー!
G:700を含むタグ。アスタリスクを使うと、こんな風になる。そうすると700番台のものが全て出てくる。
K:ちょっとやってみます。。。
G:検索とかあんまりやらないけどその辺は( ・∀・)イイ!かも
Egretlistは本当に神アプリになるか?
K:Egretlistはどうですか?
G:あいつ重くて最近起動しなくなったかもw
K:あれ?w
G:昔全然軽かったのに最近重くなっちゃって。実際かなり使えるものだとは思う。ただそれとどう連携させるかは未だに悩んでるところで。
K:これはTodoマークがついてるノートだけが同期される。これ、例えばノート中に複数あっても、一つしか無くても、Egretlistの中では一つのTodoとしてでてくるんですか?
G:1チェックリストとその行が一個のTodoとして出てくる。
pic from:iPhoneとiMacと自分と…
K:あー、はー、はー。
G:で、写真とかが入ってると、添付ファイルとして表示されたり。
K:あの、セロハンテープでくっついたみたいに。
G:そう、そんな感じで。
K:でもこれチェックリストとしてはすごくいいんじゃないですか?
G:うん、それはそうだと思う。
K:日付とかはあれだけど、パソコンでチェックリストをまとめて作成してiPhoneから見れるならいいじゃないですか。
G:そうそう、そういう使い方は今でもしているかも。チェックリスト的なものには。
K:例えばブログネタを思いついた時にEvernoteにがすがす書き込んでいけば、これと同期されるわけですよね?
G:タイトルを?
K:そうですね。自分がわかるようなネタのタイトルとか。
G:そういうのはめっちゃできるよ。
K:今、そういうのはiPhoneとパソコンで同期できるチェックリストで簡単にできるものを探してて。
G:それならいいと思うよ。
K:重くなければ、ですがw
G:数なのかなー。でも何百はあるか。それもiPhoneが新しくなったら問題ないだろうけどw
Evernote活用術の今後
K:最後に、こうなったらいいのにな、っていうのはありますか?Evernote活用術の中で。こうしたい、とか。G:そもそもiPhoneでもうちょっと快適に使いたいのと、Evernote単体、というよりも、連携サービスががんがん増えてきたらいいですよね。
K:現状メール転送が最強ですよね。
G:メール転送全然使わないけどw タグ覚えられないんで。全然整理する必用はないと思ってます。とりあえず入れておけばあとから見返すことができる、という状態にしておけば。
K:親タグも忘れちゃいますか?
G:忘れちゃいます。もうホントに何でも忘れちゃいます。
K:僕一応やってることなんですけど、親タグは僕の場合は6個しかないんですけど、とりあえず親タグだけ付けて、メール転送して、あとから小タグを付けるなりすればいいかな、と思って。
親タグ忘れ防止には、
iPhoneからだったらClipanywhereを使って、読点を押すと親タグが予測変換で出てくるようになってるんですよ。
(タグの名前が予測変換で出てくるように設定しておく)
そうすれば自分が覚えてなくても、ピッて押せば出てくるじゃないですか。もう一個は
句点を押すと、アットマーク付きのノートブックの名前が出てくるんですよ。
直打ちすると間違えたりしちゃうんで、メール転送する時は一行目が件名になるアプリを使ってるんですけど、一行目にアットマーク付きのノートブックの名前を入れて、その後に親タグを入れる、というようにタグ付けして本文を入力して送れば、イッパツでノートブック分けもタグ分けもできてしまう、っていう。
だからそれがめんどくさくても、親タグだけつけてメールで送っておけば、メインのノートブックに送って、それを一日ごとに空にできるようにすれば仕分けはできるかなって。
G:ほー。俺とめちゃめちゃ違う感じかも。
K:そうですね。でもText Clipanywhereでやるのはタグ付け、ノートブック分けがメール転送で簡単にできちゃうんで結構オススメです。
TextClip anywhere
G:とりあえず送るって言う感覚がちょっと違うのかも。
K:とりあえずメモ用のノートブックを作ってあるんでそっちにとにかく送っちゃうっていう。
G:全部inboxに送って、後から見るっていう方法使ってるから。
K:なるほど。僕はinstapaperなりRIL挟んでから送ってるので。
G:iPad版のInstapaperめちゃめちゃいいよ。それだけのためにiPad買ってもいいと思うくらいだよw なんでこんなに綺麗なんだろうって。ただ文字並んでるだけなのに。
K:結局最後員スタペーパーの話になってしまいましたねw ちょっとpodcastの都合上この辺で、1時間以上たっちゃいましたねw 長々とありがとうございました。また一緒にやりましょう。
G:それは是非、いつでも
K:はい、ではありがとうございました!
G&K:また、それでは。
goryugo, addicted to Evernote
goryugoさんとの対談はホントに楽しくて時間を忘れる程。あっという間に1時間。Evernoteの活用方法はその他周辺のサービスやアイデアがどんどん進化していくので日々変化していく。その中でgoryugoさんのスタイルとしてはいかに頭をすっきりさせるか、忘れるか、というところにウェイトがあるような印象を受けた。私のスタイルとも全然違うので話していて新たな発見が多かった。今回の書き起こしの中には入っていないが印象的だった言葉は、
iPhoneみたいに生活に直結するものには投資を惜しまない
というgoryugoさんのスタンス。確かにそうだ。iPhoneのお陰で私たちの生活はかなり便利になっている。そして楽しくなっている。これからもgoryugoさんのブログ、要チェックである。
http://goryugo.com/
Egretlist
TextClip Anywhere
Instapaper Pro
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6/5日追記
Podcastの方で今回のトークを収録分をアップロード致しました。音はかなりよくないのですがもしよかったらお聞きください★