舞台。暗闇。スポットライト。 日刊かずやん18話

だからやめられない

年の瀬に踊ってきました。in Warehouse(麻布十番)。
残念ながら(?)写真はないのだが、久しぶりにステージの上で踊った。
最近はフロアでショーをやることが多かったからステージの良さをまた満喫することができた。

大した話ではないのだが、自分は中学生の頃からどっぷりダンスにハマっている。

その理由の一つとして、人前で踊るという緊張感と、終わったあとの満たされる感じがたまらないからである。

もちろん、他の理由としては純粋に音と戯れることの快感もあるのだが今回はその話はおいておこう。

本番が始まる前は会場が真っ暗。真っ暗だが人の様子は暗いなりにみることができる。

緊張がピークに達する。

そして本番。

スポットライトがたけれ、逆光のような状態が作られる。
お客さんの顔はほとんど見えない。
練習と違い鏡もない。
自分がどんな風に踊ってて、それが正しいかもよくわからない。
でもそれは本番までのリハーサルであったり、日々の練習であったり、そういった準備からもたらされる自信と、経験からくる勘を頼りにひたすらステップを踏む。
そこでどれだけ気持ちよく踊れるかは、やはりどれだけ地道な積み重ねをすることができたか、それに尽きると思う。

最後に聴こえてくるのは歓声と拍手。
ここで再び生き返る。
あー、やってきてよかったと報われる。

本番前のドキドキと、

終わった後のドキドキ。

これがたまらない。


その両方を味わう為に、

僕は今日も踊り続ける。