自重します。
タイトル酷いっすね。さて、昨日リリースされたViewnだが公開早々うんともすんとも言わない、という状態が続きあちこちから苦情が上がった。こんなエントリーまで上がる始末。
「iPadで雑誌見放題」は紙への誘導目的の「チラ見せ」=コンテンツ不在は変わらず【湯川】
ただ思った。本当にこれは紙への誘導なのか?と。もちろん現状すべてのページが配信されていなければ紙への誘導ととられても仕方ないかもしれない。しかし発売された雑誌を立ち読みして中身を確認する、ということをオンラインで完結できるのは大きいのではないか?今までそれを手軽にできた経験はない。誘導=広告=無料でやれ、という意見をよく見かけるがそうしたらそれこそ広告止まりで終わってしまう。私たちが本当に欲しいのはこんなものではないはずだ。
ただ、こういった批判は予想できたはずなので、最初配信する記事を絞り込むかして体裁は保ってほしかったというのも本音である。サーバーの混雑(と思われる事態)は「それだけみんな注目している」というプラスの効果だけでなく、「遅いくせにスカスカ」といった批判も生む。
実際中身はどうなの?
昨夜あたりから動き始めたのでアプリから閲覧してみた。使用したのはiPodTouch2nd。非力なのは知っている。昨日はここでおだぶつだった。が、今日はしばらくしてメインページへ。
このページの表示がまだもたつく。もうちょっと方法はあるんじゃないか、とは思う。今回はDIMEを選んだ。目次を見るとこういう感じ。ページが表示されているのが見れるページ。確かにダイジェスト、と言ったところだ。
しかし更新されているページの表示は意外と快適。
拡大してもちゃんと読める。
フレームをタップするとメニューが出てくる。サムネイル、をクリックすると。。
カバーフロー的にページをめくることができる。これは全て読み込まれるようになったら使いやすい。ぱらぱら中身を確認することができる。
これはよかったテキスト機能
この機能がViewnに可能性を感じさせてくれた。テキスト機能。文字サイズが大、中、小と選べ、背景も変えられる。
これが大での表示。とても見やすい。
立ち位置
Viewnの可能性http://bunzaemon.jugem.jp/?eid=11164
個人的にはある程度中身が見れるようになれば月々350円も高いとは思わない。ケータイサイトでしょうもないアプリを契約しても月額300円はするし、雑誌は文庫本と違い、自分の欲している情報が全てのページにちりばめられているとは限らない。
意外と
ありっちゃあり
と思った。
★まとめ★
Apr的インプレッションは、コンテンツがもうちょい充実してくれば&快適になれば350円の価値はある。
これで単なる雑誌のダイジェストビューワーだったらがっかりだった。しかし、最後のテキスト機能。これはよかった。端末への僅かながらだが対応が見られるからだ。
いずれにせよ、雑誌をそのままiPadやiPhoneで見れたとしてもそれは本当の意味での「電子書籍」ではない。ウェブでやっていることの焼き直しに過ぎない。これから必用となってくるのはタブレット端末に最適化した雑誌や書籍の進化、である。テキスト機能で満足ということでは当然ないが、腰の重い日本の出版業界が電子書籍に取り組むスタートサインにはなりうるとは思った。これだけの人が注目し、アクセスし、読みたいと思っている、ということを見せつけることにはなったはずだ。仕掛人であるSoftBankは出版社ではない。個人的には今回のリリースは出版業界との「大人の事情」ゆえの妥協点だったような気がする。
焼き直しでなく、新しいフォーマットとして早く日本でも普及することを切に願う。まだまだこれからではあるが、着実に変化していって欲しい。
- カテゴリ: 電 子書籍
- リリース: 2010/05/31
- バージョン: 1.0
- 0.7 MB
- 言語: 日本語
- 販売業者 : Viewn Corp.
- © 2010 Viewn Corp. All rights reserved.