iPhoneでどこまでできるかやってみよう
iPhoneを使ってどこまでグラフィックという面で楽しむことができるかやってみよう、というものである。(自分が現在iPodTouchを使っていることは置いておいて)iPhoneを使った写真に関してはfavLifeさんがいつも素敵な写真をアップしている。
http://www.favlife.com/
今回の写真は全て正真正銘iPhoneのカメラ(しかも3G)とアプリを使って作られたもので、ロケ地はチェコとポーランドである。
使ったと思われるアプリ
Wall Paper
これはチェコの掲示板に張られた無数の広告を撮ったものである。元は写真である。Toonpaintで加工し、元の画像にブラーをかけたものと、DXPのレイヤーブレンドで重ねた。この行程はどんな写真にもうまくはまる。Toonpaintでは限られた色しか塗ることができないが、これならオリジナルの色をうまくアニメっぽく表現できる。
Graffiti
これもチェコのある場所に描かれたグラフィティを加工した。Basereliefを使って背景を作り、もともとのプレーンなイメージをざらざらした壁のような質感に変更。そして元の画像の明度をあげたあとに二つの画像をDXPで重ねあわせ、最後にTiltshiftでサチュレーションなどをいじって赤や緑の鮮やかさを強調した。ブレンドモードは失念してしまったが、好みの質感に合わせてモードを入れ替えればよい。
Ever Green
こちらはポーランドの片田舎の使われなくなった線路。まずPhotogeneで全体のトーンを落とし、カラーバランスは緑を強調。もう一枚画像を用意して空の白飛びを強調。最後の仕上げはTiltshift。平面のブラーを利用して手前と奥をぼかし、サチュレーションは強め、コントラストとブライトネスも強めに設定。少しだけビニェットを付けてできあがり。
Sunset
Watch it!
ポーランドの中都市ブロツラフ郊外。最初にLOFIで色味を緑にし、パネルの電光掲示を強調したあと、Tiltshiftでぼかし加工と調整を行った。コレは元ネタの味を最大限生かすことを考えた。わくわくが止まらない
iPhoneでの画像加工はお手軽かつその場でできるというのが最大の魅力である。様々なソフトを組み合わせることで思いもよらない加工ができあがった時は本当に嬉しくてにやにやしてしまう。誰もがその楽しさに手が届くところにいるのだから、それを試してみない手はないだろう。
続く!
続く!