画像で遊ぼう。iPhone Design Gallery Vol.2 チェコ・ポーランド後編


写真いじりまくり。

好評だった前回のエントリーに引き続き、今回も写真とともにその大まかな加工法を紹介したい。
iPhoneで画像加工を楽しもう★iPhone Design Gallery チェコ・ポーランド編


使ったと思われるアプリ
さらに今回は
を使った。



I love?

ブロツラフのメインスクエア。鮮やかな建物が並ぶ。

<TIPS>
これはお約束の色抜き出し加工である。ColorSplashを使えばそれでいいのだが、この加工をする時にはコツがある。はっきりと、しかもモノクロの背景から色を際立たせるには、ちょっとした下ごしらえで全然印象が変わってくる。それはPhotogeneでサチュレーションとコントラストを共に高めるだけである。これによって色を切り取った時に鮮やかに際立ってみせることができる。

Blood painting

ブロツラフの壁にかかれていた黒色のグラフィティを加工してみた。元画像はコチラ。
全然違って見える。

<TIPS>
この加工は正直たまたまできたものなのでちゃんとしたやり方、というのが無い。ペンキのようにぷくっと膨らんで見えるこの加工に関してはまた別エントリーでご紹介したい。基本的には画像を版画加工してマットにしたあと、色を赤と黒の2色用意。そして一方のレイヤーをずらしたあとDXPで重ねる、といった要領である。

Underground Pub

ブロツラフの防空壕跡に作られた地下パブ。

<TIPS>
これはモノクロを使いたくなるような写真だったのであまり余計な加工はしていない。使ったのはTiltShift Generatorのみ。ブラーを並行のものにするがもともと顔や腕にブレがあるのでバックバーとカウンターにブラーがかかるように大きめにかける。そしてサチュレーションをゼロにしてモノクロにし、コントラストを強めにする代わりにブライトネスも少しあげる。これでざらざらした質感も出てくれるはずだ。

Wroclaw Central

ブロツラフの中心部をパノラマで。教会の屋上から撮影。

<TIPS>
Panoを用いて撮影した画像だったがあいにくの天気の為、空が曇り気味だった。そして待ちの色も暗めだったので、Photogeneで二枚空と街で明るさの異なる画像を用意しDXPで重ねた。

Bread and Knife

友人宅にて。朝ご飯。
<TIPS>
一枚はToonPAINTにて黒と灰色を少なめに加工したモノクロ画像を作り、もう一枚はPhotoTropedelicで星やボーダーの設定を全てオフにし、有効色を22にして、image colorsを選ぶ。Detail Levelも5に。出来上がった写真を最初のモノクロの画像とDXPで重ね、最後の仕上げはTiltShift Generator。綺麗なぼけとビニェットを作る。このアプリはフィニッシュにも使えて重宝している。

まとめ

ペンキ加工なんかはまさに偶然の産物であったし、やり方がわからないことも多い。ただ試行錯誤して設定を変えて加工を重ねることで一つの写真から全く違った画像に化けることもある。ただ撮影の時にある程度構図をしっかり決めてから撮ることも基本ではあるが大事だと思う。

みなさんのiPhoneカメラライフのお役にたてただろうか。またちょっとしたTIPSを紹介していきたいと思う。乞うご期待。