Tweetie 2
私がTwitterにはまるきっかけになったのはTweetieだった。旧バージョンから秀逸なUIとさくさくの操作感、そしてシンプルだがかゆいところに手が届くクライアント、と言った感じだった。多くの著名ブロガーによって推薦さているので今さらこのTweetie2の魅力を改めて記すまでもない。
が、Twitterを使ってしばらくたったので、その自分なりのまとめと、最近他のクライアントに押されがちなTweetie2の魅力を紹介したい。
[References]
私もお勧めしたい ここが好きだよTweetie2
http://www.donpy.net/apple/iphone/122.html
【覚醒する?Club D's iPhone 3GS】
Tweetie2の魅力を探ってみる – Tweetie2 2.0
http://d.hatena.ne.jp/hiro45jp/20091012/1255327177
【普通のサラリーマンのiPhone日記】
Tweetie 2 : 私が惚れたポイントまとめ!!メイン機返り咲きの理由だ。
http://www.appbank.net/2009/10/10/iphone-application/56065.php
【Appbank】
使っていくほどどんどん心地よくなってくる Tweetie2
http://kengo.preston-net.com/archives/004304.shtml
【Going My Way】
Tweetie2 for iPhone のマイナーな機能に大きな宝物が
【Lifehacking.jp】
みなさん大絶賛w
個人的にはざっくり
- デザインがシンプル でもかっこいい(結構大事。)
- サクサク感
- 各アクションに移行しやすい
- サブアカウント運用
- Gap Detection
1. デザインがシンプル
今のところlatorのようなデザインの変更はできないまでも最初からかなり完成されたデザインだと思う。最低限ではあるが文字のサイズを変更することができる。アイコンやらボタンやらとにかく細かいところがスタイリッシュ。
2. サクサク感
クライアントにおいてもしかしたら一番大事だと思われる動作の快適さ。これはもう言わずもがな。もっさりしてストレスがたまったりなんてことはなく、ボタンを押したり、フリックしたり、スライドしたりするときの挙動がスムーズ。
3. 各アクションに移行しやすい
latorで私がなじめなかったのは、リプライなどのアクションをするために、発言を読み込む際のボタンの判定が狭いため使いづらかった。正確に言えばT2のあの横スライド→選択の流れが気持ちよすぎる。そして後述するサブアカとの遷移やリスト、プロフィール画面などへの移動もラクラク。
4. サブアカウント運用
これがあるからとも言えるサブアカの共同管理機能。公式RTの弱点は自分のTL上には現れないというのがあるので、現状ではQTの方法が一番わかりやすい。
5. Gap Detection
RSSのFeedを読むのに云わば未読数を表す指標がわりになる。特に自分のようにたまにしか開けない場合はこれがTL追うのに役に立つ。
ファボやRTのアイコンも絶妙。
さて、Twitterを自分にとって使いやすいツールとするために自分の中でいくつか決めていることがある。これはTweetie2だけに限ったことではなくフォロアーが増えていくにつれて誰もが抱える「TLを追えない」という状況を回避するためである。さらにはRSSリーダーとしての役割を果たす為にはTLの管理がが必須だと考えた。まずは
プライオリティを決める。時間が限られている時順に、
- mention
- conversation list
- 全て
これで間に合う。まず最低限自分宛のつぶやきをチェックする(検索で補うのも)、そして今度はリストで限定したTLを追う。つまりリストは時間がない時や仲良しどうしのリプライを見るためである。ただ、Tweetie2の場合Gap detectionがあるのでTLの取りこぼしは非常に少ないと言える。
※Tweetie2の場合リストまでは
ドック一番右のボタン→任意のリスト (2タップ)
他にも検索機能はウェブ版と共有しそれをテンプレートとして保存できるので、自分の用途に合わせて検索ができる。私の場合は自分のBOTをメインアカウントからフォローして検索で「kazugimibot」と入れておけば、いつでもそれだけにしぼった表示が可能。
さらにはつぶやきを管理するために以下のルールを決めた。
- 基本はリプライ
- 仲が良い人はRT可
- あまり絡みのない人は公式RT
- それ以外とサブアカからの記事の引用は文字通りQT
基本はリプライ
この理由はlatorやTweetie2などのクライアントでは発言からすぐにその会話を遡って見ることが可能で、自分にとっても「これなんの話だっけ?」という事態に陥ることを防ぐことができる。
会話を遡れることができるのは見やすくて嬉しい。
Tweetie2では特に、返信作成画面で下にスライドすることでどんな発言に対するリプライか、というのを再度確認できるのでなおさら使いやすい。
そしてパーソナルな会話を必要以上にフォロワーのTLに流さないですむのはスマートである。しかし正直この辺りのバランスは非常に難しい。なぜなら二次的に会話が広がり、思いもしない方向に発展していくのもまたTwitterの楽しみの一つでもあるからだ。
仲が良い人はRT
多少TLがごちゃごちゃしてしまっても仲のよいフォロワーと戯れるのは楽しいもの。しかし、3回以上のRTは発言自体がとてもみづらくなるのでリプライにした方がスマートな気はしている。リスト内のフォロアー同士の会話であれば、それが自分に向けられた発言でなくても表示される為、よく話すフォロアー=リスト向けの発言であればRTする必要がない。会話の文脈を重視するならやはりリプライが好ましい。つまり非公式RTは「どうしても一言つっこんでみんなにも見てほしい」という発言に対するものとなる。ただその場合一回だけであればQTでも結局変わらない。
自分向けの発言でなくてもリスト内のフォロアーどうしの会話は見れる。
公式RTは回し読み しかも明確
非公式RTは文脈が不明瞭。そのためRTは一回ぐらいが限度。それ以上やると発言元もわからなくなるし、名前ばかりで文字数が埋まってしまい本末転倒となる。その上文脈がわからなくなる。公式サイトが非公式RTを嫌う理由の一つは名前などで文字数が埋まってしまい元記事をそのままにしておけなくなる状態になってしまうことである。つまり公式RTの活用法としては、気になった記事、しかも自分のフォロワーにとっては未読のものを共有する、回し読みするような感覚で使えばよい。(フォロワーがその元記事の発言者をフォローしていた場合TLに既に表示されているため、RTとしては表示されない)
そうなると、ふぁぼはスター。公式RTはシェアというイメージ。自己完結させるか共有させるかである。RTにはパーマリンクが存在する為に、自分の発言がどうなったかもわかる。
それ以外とサブアカからの記事の引用は文字通りQT
一回の引用など。この時コメントを入れる場合は改行を入れると大手クライアントからは改行が繁栄されてみやすい。QTは二回以上には向いていない。現状では誰の発言か非公式RT以上にわからなくなる。ただ、記事の引用の場合はどこまで自分のコメントでどこまでが元記事からの引用なのかが非常にクリアなのでこの点ではかなりおすすめである。
サブアカの運用方法について
私がサブアカ運用を始めたのはニュース系のRSSは一日読まないだけで未読数が400などたまってしまうので、RSSが不向きなのではないかと疑問に持ったことがきっかけだった。そして流し読みに適当なのはTwitter。そしてサブアカを使っていれば自分のメインのTLを混乱させることもない。Tweetie2の優秀な点の一つとして、QTする場合のアカウント変更がワンタッチでできることである。そしてやはり早い。
アカウント→サブアカ
の2タップ。早い。
流し読みが基本→気になるのはふぁぼ→リーダーへ。→その場でリリースする場合はQT
どうしても非公式RTを使いたい場合は?
それでもやはり慣れ親しんだRTをしたい!ということもある。その場合にはmy辞書登録とtextexpanderを活用。私の場合Conversation listに登録されているフォロアーをtextexpanderに登録。例えばmで始まるフォロアーが数人いるので
例: rtmi = RT @mikoshi:
と表示するようになっている。
RTの流れとしては
QTをタップ→via等の文字を消す→頭に戻る→任意のコードを打つ
だけ。個人的にはアカウント名手打ちでも特にストレスはない。余分な作業としては最初の消去の為の長押しとコードの入力であるので多くても3、4タップ。
Tweetie2復活の切り札!?オールインワン化大作戦!
以前RyoAnnaさんの記事でもクライアント内からのウェブブラウザ活用というのがあったが、今回発見したのは自分のアカウントからもブラウジング可能で、しかもそれをそのままツイートできるという、デスクトップでの作業と同じことをiphoneアプリ上からやってしまおうというもの。正直Tweetie2は立ち上がりも早いので、アプリを一度閉じて、別アプリを開き、また戻って発言、という流れでもストレスではないのだが、個人的にコレが全てシームレスでできる、ということに意義を見いだしている。なによりも、今までコピペ等が必要だった記事やネタの引用をクライアント内から行うことができる。
その手段とは、
DMの活用
である。
方法は至って簡単。DMを活用してサブアカから自分宛にアドレスのリストを送る。
リストはテキストで作っておいてコピペ。
140文字以内に収まるように。
するとすばやく各ページにいける。メインページから
DM→会話の表示→吹き出しのタップ→自分の行きたいリンク先をタップ
4タッチで内蔵ブラウザへ。この流れ、そして吹き出しをタップすると図のように一気にリンク先がぽんっと表示されるのも気持ちがいい。
DMの送信元でも受信元でも同じ挙動なので、どちらからでも内蔵ブラウザの活用が可能。この点もポイント高い。
リンクとしていれるブクマは人それぞれだが、この時のリンクをigoogleにしておけばMailもカレンダーも検索も翻訳も。Google Reader画面にしておくとGmailにもGoogle Calenderにもワンタッチで!これは便利!
今回使ったのは↓
☆入れるもの☆
Google Reader→Gmail, Cal, searching
Evernote
Simpletext.ws
Youtube
Google Readerにしておけばなぜか上のツールバー部分がGmailとカレンダーになっているので使いやすい。
Gmailにしてしまうと、画像やウェブになってしまうからだ。Simpletext.wsはWriteroomとの同期に対応したウェブアプリ。なんといってもiphoneからブクマなしにYoutubeのリンクをつぶやけるのは私にとってはかなり便利。そしてもちろんinstapaper等への「後で読む」機能もここからできる。
☆まとめ☆
メインアカウントから直接好きなリンクへ内蔵ブラウザから飛ぶことができるのは個人的にとても大きな発見だった。なにより最近他のクライアント派(とくにlator)から押され気味だったので、少しでもTweetie2の人気が戻ればとも思っている。これほどまでに快適にTwittterを楽しめるクライアントもそうそうないだろう。今回取り上げなかっただけであって、他にも魅力的な機能はたくさんある。ぜひその魅力を実際に使って体感してほしい。
Itunes Storeで見てみる!