今回はヤバいよ
Facebookの公式アプリにアップデートが来ました。詳しい内容は以下の通り。
友達とのチャットや写真の共有がより簡単に。
・アプリ上で左にスワイプすることで、コンタクトできる友達を確認して、メッセージを送信可能
・一番頻繁にメッセージを送信する友達をお気に入りの上部に追加可能
・よりスピーディーに複数の写真を共有
・メッセージを送信する際に、オンラインになっている友達を確認可能
というチャット&写真が今回の目玉。
中でも一番目を引くのはメッセージまわりのアップデート。
html5時代はおまけ程度の機能だったメッセージが、前回のメジャーアップデートでFacebookメッセンジャーにぐっと近づきました。
今回のアップデートはデスクトップ版のアップデートといわばセットの変化だと思われます。
何がどう変わった?
メッセージを送る場合は今までは上部メニューバーのメッセージから新規メッセージを選択して、友達の名前を入力して、という流れが必要でした。
しかし今回のアップデートでスワイプするだけでよくやりとりをする友達が表示されるので、その相手をタップすると、今までのスレッドが表示されます。
つまり2タップで任意の友達との会話に戻ることができます。
さらに、4番目のアップデートによって、スワイプして友達の一覧が表示され、その中でもオンラインの相手を即座に確認し、メッセージを送ることができます。
これはSNSの肝でもある、ストリーム型コミュニケーションと、対話型コミュニケーションの両方をスムーズに行き来できる設計になっているので、使用時の快適さが今までより格段に向上したといえると思います。
対話型コミュニケーションに関しては親密度のより高い相手とのみになる傾向がある(よってLINEがその部分の覇権を取りつつ有る)ため、2番めの更新項目である、お気に入りの追加が簡単になることで、Facebook内のソーシャルグラフにおいて、「LINEでメッセージやり取りするぐらい仲の良い人」と「仕事上で付き合いのある人」という親密度の異なるレイヤーにいる人とうまく繋がることができるようになるのではないかと思います。
ダメ押しのカメラ機能
今回はそこまで取り上げる必要がなかったかもしれませんが、もう一つ大きなアップデート。
これは今までFacebookカメラと呼ばれるスタンドアロンのアプリによってまかなわれていた機能がほぼ公式アプリに実装される形に。
Facebookカメラ 1.1(無料)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ソーシャルネットワーキング現在の価格: 無料(サイズ: 6.3 MB)
販売元: Facebook, Inc. - Facebook, Inc.
リリース日: 2012/09/06
現在のバージョンの評価: (116件の評価)
全てのバージョンの評価: (116件の評価)
今までのステータス投稿画面と写真投稿画面がほぼ同じだったインターフェイスから、写真投稿のプロセスが大幅に変更になりました。
写真の投稿ボタンを押すと、即座にアルバムが表示され、その中かから投稿したい写真を複数選択することができ、さらには公式アプリの中で写真を加工することまでできてしまうという、超便利機能を備えました。
これはPathなどにも実装されているフローですよね。
Path 2.8.1(無料)
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ライフスタイル現在の価格: 無料(サイズ: 35.6 MB)
販売元: Path, Inc. - Path Inc.
リリース日: 2010/11/15
現在のバージョンの評価: (16件の評価)
全てのバージョンの評価: (2,523件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応
まとめ
前回のアップデートがネイティブ対応の第一弾だとすると、今回はFacebookメッセンジャー、Facebookカメラと個別に作られていたアプリが、両方ビルトインされた形のアップデートだと言えます。ホーム画面に3つも置くのか・・・という批判もあったと思うのですが、これでアイコン一つで済む日も近いかもしれませんね。
ということは近日中にFacebookページマネジャーの機能が組み込まれる日も近い!?
Facebookページまわりはまだまだモバイルが弱いので、かならずテコ入れはあると思います。
今回のアップデートで、不特定多数に写真を気軽に、しかもかっこよく投稿でき、ビジネス関係の人との微妙な距離感を図りつつも、仲の良い人とは即座に交流できるという、SNSの一番大事な部分がひじょーーーーーに快適になったと感じます。
実はこのあたりLINEはまだまだ甘いというか、たんなるメッセージングアプリから抜け切れてないところがあると思うんですよね。複数人でのやりとりとか、タイムラインとメッセージの切り替えとか、マルチデバイス対応とか・・・このあたりはまた別の機会にでも。
個人的には本当にこれで今のところはLINEを使う意味が消えたというか、Facebookはやはり便利だなぁと再確認した次第でございます。